大学入試で小論文を書きました。
テーマは「なぜ写真なのか?」
自分を表現する方法が数多ある中で、
なぜあなたは写真を選ぶのか?
そんな出題内容でした。
写真には「音」がありません。
だから私は写真に魅力を感じる…
そのような書き出しで文章を始めた事を、
今でもよく覚えています。
時間と空間を同時に閉じ込めることが出来る、
それが写真の大きな特徴の一つです。
切り取られた空間の先に見える次の一歩や、
聴こえるはずの無い「音」が感じられる写真には、
受け手に様々なイメージを与えられるはず、
私はそう考えています。
モノを売るために写真を撮るだけではなく、
何を伝えるべきなのか、
受け手の心を動かす表現とは何か、
そんな事を考えながら写真と向き合っています。
受け手のイマジネーションをどのように刺激するかで、
無限の想像を爆発させることができる。
それが私の考える「写真のチカラ」です。
私はその爆発を起こす科学者のような存在でありたい。